
(※この記事は2022年10月15日に
更新しました)
[小説紹介]
— ひらのけんと@元トヨタの映画ブロガー (@tanpankenchan) October 2, 2022
「#この子は邪悪」
長女以外、何かおかしい家族を
描いた小説です。
映画を見て疑問に思っていたことが
書いてあったのでとても
素晴らしかったです。
文字だけでもいい意味でヤバいので、
「すごい文章だなぁ」と思いました。
読めばさらに「この子は邪悪」を
楽しめます。#読書#小説 pic.twitter.com/aMlLp4dEaV
こんにちは!
「この子は邪悪」を読んで、文字だけでも
いい意味でヤバい作品だと思った
ひらのけんとです。
(映画の方を見ています)
よろしくお願いします!
「どんな作品なのかネタバレなしで
知りたい!」
「読んだ人の感想が読みたい!」
「映画は見た!」
というあなたへ、
何かがおかしい家族を調べる長女の様子を
描いた小説「この子は邪悪」を
ネタバレなしでご紹介します。
それではいきましょう!
・インスタでも発信しています↓
スポンサーリンク
簡単なあらすじ紹介
主人公の窪花(くぼ はな)は自分の希望で
行った遊園地の帰りに交通事故に
あったことがトラウマになっていました。
事故で父は足に障害が残り、
母は植物人間になり、妹は大やけどを
おいました。
ある日、5年間眠り続けていた母が
家に帰ってきて、喜ぶ家族ですが
花だけは、
「この人、ほんとにお母さん?」
と、別人だと思います。
父が、
「お母さんは事故の影響で整形した」
と言うのでしぶしぶ納得する花ですが、
純(じゅん)という少年から、
「花の妹は死んでるよ」
と知らされます。
何かがおかしいと思った花は
自分の家族を調べ始めるのでした。
果たして家族は本物なのでしょうか?
・YouTubeでもネタバレなしで
ご紹介しています↓
登場人物をご紹介
・窪花(くぼ はな)
交通事故の原因が自分だと思って、
心を閉ざしている少女。
自分の家族が本物なのかどうか調べる。
・四井純(よつい じゅん)
小さい頃に花と接点があった少年。
ネットの記事で花の妹が死亡しているのを
知って、花に伝える。
・窪司朗(くぼ しろう)
花の父親で、心理療法士。
子どもを親の虐待(ぎゃくたい)から
救う活動をしている。
・窪繭子(くぼ まゆこ)
交通事故で植物人間になっていたが、
5年ぶりに目覚める。
娘に本物なのか疑われている。
・窪月(くぼ るな)
交通事故で大やけどをおって、
いつも白いお面をかぶっている花の妹。
ネットの記事では死亡したと書いてある。
・ラジオでもネタバレなしで
ご紹介しています↓
ネタバレなし感想
小説「この子は邪悪」を読もうと
思った理由は映画「この子は邪悪」を見て、
小説でどんな描写があるのか
気になったからです。
何かがおかしい家族
個人的に「この子は邪悪」の
読みどころだと思ったのは
何かがおかしい主人公の家族です。
“どこかおかしい身内”が出てくる作品は
大好物なので余計にハマりました。
「この子は邪悪」では、まず母親が
おかしいみたいな流れになりますが、
「どうやって主人公は
本物の母親じゃないと判断したのか?」
と思いました。
理由は、そんな見聞色の覇気
(ワンピースに出てくる特殊な力)
みたいな能力が使える人間がいるのか?と
思ったからです。
整形しているし別人だと思うのも
無理はないのですが主人公の
疑いようは異常なので、
「何が違うの?」
と質問したくなりました。
父も妹も、5年ぶりに目覚めて
「お母さん♪」
という感じで喜んでいるのに主人公は
本物か偽物の母親か疑っているので、
「別人の気でも感じ取ったのか?」
と、やはり見聞色の覇気を
持っていると思いました。
本物だった場合、
母「だから言ったじゃない!💢」
主人公
「ごめんなさい、見聞色の覇気で・・・」
偽物だった場合、
主人公「ほらやっぱり偽物やで!」
母「・・・」
という感じで本物でも偽物でも
面白くなりそうな作品です。
「ああなるほど、母親が
おかしいパターンね」
と思っていると純(じゅん)という少年が
見つけた主人公の妹が交通事故で
死亡しているニュースの話があります。
「え、妹もおかしいのかコレ?」
といい意味でびっくりしました。
ずっと白いお面をつけているので
気になる人物ではありましたが、
大やけどの影響という理由で
母親ほど気にしていませんでしたが
ネットニュースの件で、
「おいおい、面白くなってきたぞ!」
と思いました。
読みながら白いお面をとった顔が
どうなっているのか気になりました。
理由は大やけどから
どのくらい回復しているのか
気になったからです。
「この子は邪悪」は母親と妹が
どこかおかしいという作品ですが
最終的に本物なのか偽物なのかが
読みどころです。
主人公の妄想か現実か?
前に見た映画で最後が
“主人公の妄想だった”という作品が
あったので、
「この子は邪悪はどっちだ?」
とメチャクチャ気になりました。
「自分の親をそんなに疑う??」
と思うくらい異常なほど偽物だと
疑っているので主人公の妄想か現実か
気になる所です。
家族(特に母親)を調べるというのが
「この子は邪悪」のメインなのですが、
「身内なのに結構怖い雰囲気だなぁ」
という感じで主人公が疑う理由が
分かるような気がしました。
設定として交通事故で心を閉ざしている
というトラウマがあるので、
「うつ病と引きこもりの影響かな」
と思ってしまいます。
外とのつながりを断(た)っているので
ベテランの引きこもりです。
話す人間は家族のみ、ウサギは友だち
というあまり聞かない引きこもりなので
余計に印象に残りました。
最終的に主人公の妄想か現実なのかが
気になる所です。
映画との違いについて
小説「この子は邪悪」を読む
一番の理由であった映画との違いですが、
- 映画にはない会話
- 詳しい心理描写
- 父についての描写
という感じで、
「どっちも見て読んで良かった!」
と思う気づきがあって満足でした。
なので映画を見て、
「もうちょっと詳しく知りたい!」
という方におすすめです。
もちろん映画を見ていない方にも
おすすめです。
映画と小説で深く「この子は邪悪」を
味わえました。
映画を見て、
「〇〇(ネタバレ)の場合はどうなるんだ?」
という疑問が湧(わ)いて小説を
読んだら答えが書いてあったのが
一番うれしかったです。
「ああなるほど!」
と納得した答えが書いてありました。
もう1つ、主人公の父親についての描写が
映画よりもあるのが個人的に良かったです。
理由はいい意味ですごい父親で
謎が多かったからです。
「そういう感じでやってきたんだなぁ」
と映画で分からない事まで
書いてあったので楽しめました。
映画でも小説でも鳥肌が立つ結末は
素晴らしいです!
まとめ
何かがおかしい家族を調べる長女の様子を
描いた小説「この子は邪悪」を
ネタバレなしでご紹介しました。
ご覧いただきましてありがとう
ございました!
追伸
うさぎを見る目が変わりました。