
(※このページは2022年7月31日に
更新されました)
こんにちは!
湊かなえ先生の小説にハマった
ひらのけんとです。
よろしくお願いします!
「少女を読んだことがない!」
「ミステリー小説が好き!」
「映画は見た!」
というあなたへ、
「人の死」に興味を持ち、
実際に見てみたいと思う少女たちを
描いた、湊かなえ先生のミステリー小説
「少女」をネタバレなしでご紹介します。
それではいきましょう!
簡単なあらすじ
夏休みまでもう少しの女子学校。
由紀(ゆき)と敦子(あつこ)は親友でいつも
一緒にいた。
お昼の時間に転校生から
「私は、親友の自殺(死体)を見たんだ」
と2人に言うのだった。
話を聞いた由紀は人が死ぬ瞬間を
見たいと思うようになり、
小さい子どもたちがいる病院で本の読み
聞かせのボランティアを行くことになった。
敦子は死体を見たいと思い、老人ホームの
ボランティアに参加するのだった。
死の瞬間を見たい2人の少女の夏休みが
始まる!
登場人物
・桜井由紀(さくら いゆき)
映画の見方が独特。
左の握力が3で本を読むのが好き。
同居しているおばあちゃんに困っている。
転校生の親友の話を聞いてから、
人が死ぬ瞬間を見たいと思うようになる。
・草野敦子(くさの あつこ)
涙もろい少女。
剣道をやっていた時期があり、
かなり強かった。
転校生の話を聞いて人の死体を見たいと
思うようになり、老人ホームの
ボランティアに参加する。
・紫織(しおり)
由紀と敦子の女子高にやって来た
転校生。
親友の自殺を見たことがあり、
2人に伝える。
・太一(たいち)
由紀に「肉まん」と呼ばれている少年。
昴と仲が良い。
・昴(すばる)
重い病気にかかっている少年。
由紀とコミュニケーションをとるように
なる。
・高雄孝夫(たかお たかお)
老人ホームで清掃員をしている男性。
敦子に「おっさん」と呼ばれている。
・小倉(おぐら)
国語の先生だが、作家を目指している。
ネタバレなし感想
ストーリー
映画の予告編を見て
「こんな感じのかぁ」
となんとなく雰囲気をつかみ、
小説を読むことにしました。
急に遺書から始まるところから心を
わしづかみにされました。
読んでいくたびに、先が気になり集中して
読みました。
「死」について描かれる小説は
生まれて初めて読みました。
色々考察しながら読み進めましたが
予想した通りに進まなかったので
素晴らしいと思いました。
最後の最後まで急展開しまくりで
すごいと思いました。
クライマックスが一番盛り上がり、
すごくワクワクしました。
終わりかと思っていたら、ギリギリまで
ミステリーなので面白かったです。
少女たち
2人の少女たちは主人公であり、
注目人物です。
「おっさん」「肉まん」などのあだ名で
呼んでいるのを想像したら面白かったです。
「肉まんしかいないのか」
という文章は小説を読んでいると
分かりますが、読まないで文章を読むと
すごく不思議な文章です。
心の声の描写が良かったです。
「死体を見たい!」
「死ぬ瞬間を見たい!」
というキャラクターは知らなかったので、
由紀(ゆき)と敦子(あつこ)は新鮮でした。
いやいや人形劇をする描写がとても
気になり、映画で見たいと思いました。
映画
小説だけでなく映画もあるので見たいと
思いました。
山本美月さん、本田翼さんが
出演しているのでとても楽しみです。
映像で見たいところもいくつかあり、
人形劇のところや肉まん発言があるのか
どうか見たいです。
小説と同じなのかそれとも少し違うのも
注
目したいです。
小説と映画で「少女」という作品の理解を
深めたいです。
湊かなえ先生
「リバース」を読んでからすっかり
ファンになりました。
日本のミステリー女王と呼びたいぐらい
素晴らしかったです。
「少女」もすごく面白かったです。
読者の心を動かすのが上手いと思いました。
なかなかマネできない文体で、
教えてほしいと思いました。
まとめ
「人の死」に興味を持ち、
実際に見てみたいと思う少女たちを
描いた、湊かなえ先生のミステリー小説
「少女」をネタバレなしでご紹介しました。
2冊目ですがまだまだ読みたいと思い、
別の作品を読みたくなりました。
ご覧いただきましてありがとう
ございました!