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スーパーマザコンのヒロイン母! 映画「母性」を見たネタバレ感想

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引用元:母性 : 作品情報 – 映画.com

(この記事は2023年1月1日に
更新しました)

こんにちは!

映画「母性」で、生まれてはじめて
スーパーマザコンを見た
ひらのけんとです。

よろしくお願いします!

もう見た!

どんな映画なのかネタバレありで
知りたい!

見た人の感想が読みたい!

というあなたへ、

女子高生の死亡事件の真実をめぐって、
母親と娘の証言を中心に描いた
湊かなえ先生が原作の映画「母性」を
ネタバレありでご紹介します。

  • 作品情報
  • 簡単なあらすじ紹介
  • 登場人物とキャストをご紹介
  • ネタバレ感想

という順番になっております。

それではいきましょう!

予告です↓

主題歌はJUJUの「花」です↓

作品情報

[作品名] 母性

[制作年] 2021年

[上映時間] 116分

[監督] 廣木隆一さん

[脚本] 堀泉杏さん

[スタッフ]

谷口達彦さん(制作)、

鍋島淳裕さん(撮影)、

野木稔さん(編集)、

コトリンゴさん(音楽)

[原作] 湊かなえ先生の「母性

[媒体] 映画館

・インスタでも発信しています↓

簡単なあらすじ紹介

女子高生の死亡事件が発生しますが
事故か殺人か自殺なのかは
分かりませんでした。

そんな事件を気にする女性教師がいて、
母親の

愛能(あた)うかぎり

というコメントに違和感を
覚えていました。

事件のカギをにぎるのは
母親と娘の証言です。

しかし、

母「娘を強く抱きしめた

娘「母に首をしめられた

という感じで証言が
大きく食い違うのでした。

果たして、死亡事件の真相とは?

登場人物とキャストを
ご紹介

ルミ子 [戸田恵梨香さん]

お嬢様育ちのヒロイン母。

母親が好きすぎるスーパーマザコンで、
娘をどうしても愛せない。

清佳(さやか) [永野芽郁さん]

ルミ子の娘で、どうやったら母に
愛されるかを考えている。

思ったことを何でも言う性格。

田所哲史(たどころ さとし)
[三浦誠己さん]

絵を描くのが得意なルミ子の夫。

妻が母親にイジメられても気にしない。

ルミ子の母 [大地真央さん]

お上品なオーラをまとう女性。

孫である清佳をかわいがる。

田所の母 [高畑淳子さん]

口が悪すぎるルミ子の義理の母。

身内には優しく、ルミ子には
イジメレベルで厳しい。

律子(りつこ) [山下リオさん]

お金目当ての彼氏と付き合っている
田所家の娘。

仕事を辞めて、たこ焼き屋を開く。

仁美(ひとみ) [中村ゆりさん]

絵画教室の生徒で、ルミ子の友人。

哲史(さとし)の幼なじみで、
彼をよく知っている。

ネタバレ感想

映画「母性」を見ようと思った理由は、
湊かなえ先生の原作を読んで映画が
気になったからです。

ヤバすぎる人たち

映画「母性」を見てストーリーよりも
印象に残ったのは
ヤバすぎる登場人物たちです。

特に3人が印象に残りました。

1人目は戸田恵梨香さん演じる
ルミ子です。

理由はスーパーマザコンのヒロインで、
色々ヤバいからです。

まずスーパーマザコンについてですが、
前になにかの作品でマザコン設定の人を
見たことがありますが「母性」の
ルミ子は”スーパー”がつくほどの
マザコンでした。

清佳(さやか)、ルミ子、ルミ子の母で
歩いている時に娘と母の間に入って
自分が母と手をつなぎ直したり、
母が気に入った作品を描く男と
結婚するなど、

おいおいこれはw

という感じで、あまりの
スーパーマザコンにニヤニヤするシーンも
ありました。

逆を言うと、ものすごい母親から
愛されていたんだなと感じました。

最初は、

いい母親になりそう

と思っていましたが、清佳が
自分の母親とキティちゃんの話する
あたりで弁当をぶん投げるシーン
あたりから、

「コイツはヤベェやつ来た

と印象が、がらっと変わりました。

スーパーマザコンすぎて、
清佳と自分の母親が仲良くする事に
嫉妬(しっと)している様子は
怖すぎでした。

一応、ルミ子は「母性」の主人公で
ヒロインなのですが、
ヤバすぎるヒロインは生まれてはじめて
見ました。

母親が亡くなってしまってから、
邪悪のヒロインと化しており、
見ていて怖かったです。

娘の首をしめたり、叩(たた)いたりの
暴力をするので

母親の存在がでかすぎるなぁ

と思いました。

教会で

私が間違っていたのです

と言いますが、何を間違ったのか
詳しい描写がないので色々考察できました。

  • 結婚したこと
  • 子どもを生んだこと
  • 清佳の育て方

など、いろんな考察が出来ます。

小説と映画を見ても、やはりルミ子は
結婚しないで自分の母親と
暮らしてた方が幸せだっただろうなと
思いました。

2人目は永野芽郁さん演じる
清佳(さやか)です。

理由は娘の視点から見るルミ子が
怖かったからです。

ルミ子の視点と清佳の視点だと
まったく違うセリフや出来事なので、
大きく食い違うのも怖いですが
清佳視点で見るルミ子の冷たい目や
脅(おど)すような言い方などが
一番怖かったです。

自分が清佳だったら、

マジで毒親やんけ。
そもそも本当の親か?

と思います。

“母親にどうしたら愛されるか”を
考えて生きるというのは、
ある意味地獄だと思いました。

理由は全部母親に人生を
左右されてしまうからです。

ルミ子ほどではありませんが、
マザコン要素があります。

清佳についてカッコいいと思ったのは
思っている事をズバズバ言う性格です。

例えば、口の悪いばあちゃんに
反論したり、イジメられている同級生を
助けるというリアルヒーローのような
出来事です。

かなり強いメンタルを持っていないと
出来ないと勝手に思っているので、
いろいろ言う清佳はすごいです。

小説だと最後まで女性教師の正体が
分からないので、

映画だと、どういう感じに
なっているのか?

と気になっていました。

すると、冒頭から清佳が教師に
なっているシーンがあるので、
すぐに分かるようになっています。

映画ならではの描写を楽しめました。

3人目は高畑淳子さん演じる
口の悪いばあちゃんです。

ルミ子ヤベェ!

と思っていると、ソレ以上が出てきました。

自分の嫌いなタイプの人を
すべてぶち込んだような人物で見ていて、
とても嫌な気分になりました。

小説の文章ですら嫌だったので映像だと、
さらに胸クソ悪い気分でした。

他人から見ると最悪のばあちゃんですが、
身内からすると最強の兵器になると
思いました。

理由は何かトラブルがあった時に、
ばあちゃんに任せれば何でも
解決しそうだと思ったからです。

何でそんなのもできないんだぁぁ!!

うわぁぁ!

という感じで怒鳴ったり、発狂するので
「母性」で一番やばいキャラだと
思いました。

最後にはかなり弱って
寝込んでいるので、

まぁ、人にああいう態度とってたらねぇ

と納得しました。

息子の事は覚えてないのにルミ子だけ
覚えているという謎の状態で終わる
口の悪すぎるばあちゃんの
最後も印象に残りました。

他にも浮気する夫もいるので
「母性」の登場人物が
ほぼイカれているので楽しめました。

女子高生の死亡事件

小説でだまされたのは
女子高生の死亡事件です。

理由は清佳が死亡したのだと
思ったからです。

しかし、映画だと教師の清佳が
出てくるので

別の人なんだなぁ

とすぐに分かるようになっていて
びっくりしました。

母親のコメントで「愛能うかぎり」
とあるので完全にルミ子だと
信じていましたが、
実際は別の事件でした。

映画を最後まで見ても自殺か他殺か
事故なのか分からないのですが
ルミ子と清佳の出来事を元に、

あなたはどう思いますか?

と観客に問いかけているように
感じました。

個人的な考察は清佳のように
自殺をして成功したという考えです。

理由は”愛能うかぎり”と言う母親に
育てられた清佳も
自殺しようとしたからです。

なので女子高生の死亡事件は自殺だと
考察しました。

小説でも分からないので真相は
分かりません。

小説と違う点

母性 小説

女性教師がすぐに清佳だと分かる事など
映画と小説だと大きくちがう点が
色々ある事に気づきました。

中でも一番気になったのは憲子(のりこ)
という田所家の長女の息子のせいで
2人目の子どもを流産するルミ子の
描写がカットされていた点です。

小説でも読んでいて、

マジで、このクソガキが!」

とキレそうになる描写で
映画でもあるのか気になっていましたが
ありませんでした。

映画に出てたら、クソガキも寄生を
上げたりするので口の悪いばあちゃんと
いい勝負ができそうでした。

子どもが2人生まれるという事で、

どんな感じになるのかな?」

と思っていましたが、
クソガキのせいで(詳しくは小説で)流産する
という流れなので
かなりの胸クソな展開です。

その辺の清佳の描写で、頭をたたいて、

クソガキが!

みたいに言う所があるので、
よく言ってくれたもっとやれと思いました。

他にも映画では分からないルミ子や
清佳の詳しい心理描写があるので
映画で「母性」にハマった方に
オススメです。

まとめ

女子高生の死亡事件の真実をめぐって、
母親と娘の証言を中心に描いた
湊かなえ先生が原作の映画「母性」を
ネタバレありでご紹介しました。

ご覧いただきましてありがとう
ございました!

追伸

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ひらのけんと
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