引用元:鳩の撃退法 : 作品情報 – 映画.com
[映画紹介]
— 平野剣都 (ひらのけんと) (@tanpankenchan) April 5, 2022
「#鳩の撃退法」
元直木賞の小説家の新作は書くと現実になる?という映画です。
小説の話なのか、現実の話なのかどっちか考察しながら見れて今まで見たことのない映画でした。
見どころはどれがウソで、どれが本当の事なのかという点です。
「自分で考えてください」という感じでした。 pic.twitter.com/NWuKMZET1H
こんにちは!
「鳩の撃退法」を見て小説が
書きたくなったひらのけんとです。
よろしくお願いいたします!
「鳩の撃退法を見たことがない!」
「ミステリーが好き!」
「見た人の感想が読みたい!」
というあなたへ、
元直木賞の作家が自分の身に起こった
出来事を元に小説を書いていく様子を
描いたミステリー映画「鳩の撃退法」を
ネタバレなしでご紹介します。
- 作品情報
- 簡単なあらすじ紹介
- 登場人物とキャストをご紹介
- ネタバレなし感想
という順番になっております。
それではいきましょう!
予告です↓
主題歌はKIRINJI (feat Awich)の
「爆ぜる心臓」です↓
作品情報
[作品名] 鳩の撃退法
[制作年] 2020年
[上映時間] 119分
[監督] タカハタ秀太さん
[脚本] タカハタ秀太さん、藤井清美さん
[スタッフ]
日枝広道さん(制作)、
板倉陽子さん(撮影)、
タカハタ秀太さん(編集)、
堀込高樹さん(音楽)
[原作] 佐藤正午さん 「鳩の撃退法」
[媒体] 映画館、動画配信サービス、DVD
・インスタグラムでも発信しています↓
簡単なあらすじ紹介
直木賞を取ったことがある作家の
津田(つだ)は新作の小説を書いており、
編集者に読ませていました。
1年前の2月29日。
津田は通っているコーヒーショップで
秀吉(ひでよし)という読書好きの
妻と子どもがいる男と出会います。
本についての雑談で盛り上がり、
「次に会った時にピーターパンの小説を
貸しますよ」
と2人で約束します。
しかし、その日から秀吉と妻、
子どもの3人は失踪(しっそう)して
しまいます。
街では
「神隠しにあったのでは?」
というウワサが流れていました。
そんな時、津田の元に友人からの
プレゼントで3003万円が転がり込みます
しかし、何枚か機械に通したらニセ札だと
判明し、お金を処分しようと考えます。
すると裏社会のボスである倉田(くらた)が
ニセ札を探しており、津田の居場所を
聞き回っていることが判明するのでした。
小説を読んでいた編集者は、
「フィクションですよね?、この前の
訴訟(そしょう)みたいなのはゴメンですよ」
と質問するとフィクションだと津田は
言います。
しかし、どうもフィクションだとは
思えない編集者は小説に出てくる人物や
場所を調べ始めるのでした。
果たして津田が書いている小説は
ほんとかウソか?
登場人物とキャストを
ご紹介
・津田進一(つだ しんいち)
[藤原竜也さん]
元直木賞の作家で、今はドライバーとして
生計を立てている。
自分に起きた奇妙な出来事を元に新作を
書いている。
・鳥飼なほみ(とりがい なほみ)
[土屋太鳳さん]
津田の担当編集者。
前の小説で訴訟(そしょう)ざたに
なったため、小説がウソかほんとか
確かめようとする。
・幸地秀吉(こうち ひでよし)
[風間俊介さん]
妻と子どもを起こさないようにカフェで
読書する習慣を持っている男。
「スピン」というバーのマスターであり、
突然家族と行方不明になる。
・沼本(ぬもと) [西野七瀬さん]
カフェでバイトをしている女性。
よく「ぬまもと」と間違えられる。
・倉田健次郎(くらた けんじろう)
[豊川悦司さん]
裏社会のボスで、だいたいの事件に
関わっているという都市伝説がある。
津田のニセ札を探している。
ネタバレなし感想
「鳩の撃退法」を見ようと思った理由は、
予告の
「この男が書いた小説は現実になる」
というキャッチコピーと藤原竜也さんや
西野七瀬さんという豪華なキャストが
出ているので気になったからです。
ウソかホントか分からない小説
映画「鳩の撃退法」の見どころは
直木賞を取った主人公の新作の小説です。
最初は、
「自分の身に起こった出来事を
書いてるんだなぁ」
と思うのですが、途中から
「創作(ウソ)か実話(ほんと)か?」
と、どっちだか分からなくなって
いい意味で困りました。
完成したらベストセラーになりそうな
小説です。
「フィクション(創作)だよ」
と主人公は言いますが、
すごくリアリティのある文章だと
にらんで探る土屋太鳳さん演じる
編集者はすごいと思います。
直木賞を取っているという実績があるので
すごい創作が出来そうなものだと
ボクは考えますが、前の小説の
訴訟(そしょう)と同じ匂いを感じて
怪しいと編集者は思ったのだと考察します。
主人公が小説を書いている姿を見て、
自分が小説を書いてた頃を思い出して
懐かしくなりました。
家族失踪、ニセ札、
裏社会のボス
実際に起きたことなのか小説の
世界なのか分からない
- 家族失踪
- ニセ札
- 裏社会のボス
という3つの要素も見どころです。
家族失踪はなかなか周りで起こるもの
ではないと自分は思ってしまいますが、
住んでいる地域によってはあるのだと
映画を見て考え直しました。
主人公「本いいですねぇ」
秀吉「今度会ったらピーターパンを貸して」
主人公「いいよ」
という会話以降いなくなるという
ホラー要素が面白かったです。
「それ以降、彼の姿を
見ることはなかった」
という小説でありそうな出来事で
創作なのか嘘なのか分かりません。
急に周りの人が急に消えるのは
考えたらものすごく怖い事です。
ニセ札は主人公が、
「3003万円もらったぞ!」
と思って何枚か使ったらニセ札だった
という要素です。
見た感じ本物のお札に見えましたが
機械は「ニセ札やで」と見分けることが
できるのですごいです。
逆に人間の場合だとニセ札かどうか
チェックしない人が多いので
そのままお会計しそうです。
3003万円が主人公の元に
転がり込んでいるのを見て、
「良いなぁ!」
と思いましたが何枚か機械に通して
ニセ札だと判明した時に、
「やっぱり、3003万円もの大金が
急に転がり込むのはおかしいな」
と考え直しました。
ニセ札で食品サンプルを思い出しました。
たまに本物の食べ物と食品サンプルとの
区別がつかないクオリティが
高いサンプルがあるのでびっくりです。
3つめの要素である裏社会のボスは
なんだかありえそうな出来事です。
ただニセ札の件でからんでくるので
ウソかホントか映画を見ないと
分かりません。
部下がやらしかした時にボスが言う
「もういい」
がものすごく怖いです。
「発する人によって言葉の強みが
違うんだなぁ」と思いました。
以上の3点は映画での大きな出来事で
見どころです。
種明かししてくれない
コンフィデンスマンJP
「鳩の撃退法」を見終わって思ったのは、
「種明かししてくれない
コンフィデンスマンJPだなぁ」
という感想でした。
「コンフィデンスマンJP」はドラマから
始まって2022年4月7日時点で
3作の映画が作られている大人気作品です。
天才詐欺師軍団が悪徳な人たちから
金を巻き上げる様子を描いた
コメディ作品です。
なぜ「鳩の撃退法」を見て
「コンフィデンスマンJP」を連想したのか
というと種明かししてくれないからです。
「コンフィデンスマンJP」は
主人公たちがいろんな人を
だますのですが、同時に見ている人も
だますという展開になっております。
しかし、どこからだまされていたのかが
分かるようになっており、
「ここから始まってたのか!
気づかなかった」
という風になります。
ただ「鳩の撃退法」では
ウソかホントかのネタバラシがないので、
「自分で考察してください」
というメッセージを感じました。
自分で映画の考察をして完結させる
という映画は生まれて初めて見ました。
しかもミステリー映画なので余計に
頭を使ってゴチャゴチャになりました。
降参です。
見ている人をウソかホントか
分からなくさせるストーリー展開、
キャストの演技などが改めて
すごいのだと気づきました。
「鳩の撃退法」はネタバラシしない方が
面白いのだと今気づきました。
まとめ
元直木賞の作家が自分の身に起こった
出来事を元に小説を書いていく様子を
描いたミステリー映画「鳩の撃退法」を
ネタバレなしでご紹介しました。
ご覧いただきましてありがとう
ございました!
追伸
映画で鳩が隠語になっているのが
個人的に好きです。
「鳩(隠語)は見なかったか?」